振り遅れる子供達
理由は複数存在している!
今日は少年野球においてどうしても振り遅れてしまう子供達の話をしたい。
バッティングで振り遅れてしまう子供達の原因は様々。バットが重いから振り遅れているのか。スイングスピードが遅いから振り遅れているのか。スイングの始動が遅いから振り遅れるのか。タイミングが取れていないから振り遅れるのか。
今日は子供達がバッティングで振り遅れる原因を考えてみたいと思います。
バットが重いから振り遅れる子供の対処法
少年野球で体に合わない重いバットを使っている子供達はどのチームにもいると思う。
指導者をしていない親御さんが大切な我が子が打てるように!と3万円もするバットを誕生日プレゼントにする親も多い。
現実的に言うと各子供達にあった重さのバットを使ってほしいけど、大好きな親に買ってもらったバットはいろいろな気持ちが詰まっている。
その大切なバットを指導者は「お前には重い」の一言で片づけないで、短く持つ事で問題は解決できる。
バットが短くなって外角のボールに届かなくなる事はあるけど、振り遅れる可能性は減る。
実際の試合でも相手投手のボールが速く、振り遅れている子供達にベンチから短く持ってみよう!という指示で対応できるケースが多い。
バットが重いから振り遅れる子供や相手投手のボールが速いから振り遅れる子供はシンプルで簡単だと思っている。
始動が遅ければどんなに軽いバットでも振り遅れる
始動が遅いと言うのはタイミングの取り方にも影響してくると思う。(タイミングが取れない子供の対処法は最後に説明します)
無駄な動きが多く、バッティングで始動が遅い子供も振り遅れてしまう。
管理人の息子は一時期、プロ野球選手の丸佳浩選手を見て、バットを腰のあたりに置いてタイミングを取って打っている時期があったけど、始動が遅れて振り遅れていた。
プロ野球選手は基本を完璧に習得した上でアレンジを加えて活躍している。
基本ができていない子供達が、丸佳浩選手のタイミングの取り方だけをマネしても上手くいくわけがない。始動が遅くなるだけ。
基本に忠実に。アレンジするのはもっと先でいいよ(笑)と思い、しっかりと頭の後ろで構える事を意識させると、始動が遅くなることもなくなり振り遅れる事はなくなりました。
タイミングが取れずに振り遅れる子供の対処法
今回、管理人が一番重要視したいのはこの「タイミング」が取れずに振り遅れる子供の対処法です。
こればっかりは指導者が教えてもタイミングを取るのは子供達自身。自分自身でタイミングを取る事を覚えるしかないと思っています。
基本ができてきたらバッティングはタイミングと言っても過言ではない。プロ野球選手は高いレベルでタイミングの探り合いをしています。
一定のスピードは打てるけどスピードが変わると打てなくなってしまう子供達はタイミングが全く取れていない可能性が高い。
タイミングが取れない子供達はボールに振り遅れて、振り急いだ泳いだ三振をしないのが特徴だ!
逆に「打ちたい!打ちたい!」と泳いで三振する子供達は自分なりにタイミングを取っているという事がわかる。
タイミングを取るのはリズムが大切!
ボールが来た!打たなきゃ!速い…ブンッ。空振り
ボールが来た!打たなきゃ!遅い…ブンッ。空振り
その子供の中には打てるスピードが一つだけ存在している。
そのスピードで毎回来ればその子供はキレイに打ち返す事ができる。しかしスピードが少しでも速くなったり、遅くなったりするとその子供はバットに当たらないで、遅い球にも振り遅れの空振りをすると思う。
その理由はタイミングを一切取っていないから!いやタイミングを取る事を知らないから打てないのだと思っている。
小学生の子供に「点ではなく線で捉える」なんて言葉は理解できないからリズムで教えてあげると良いと思う。
普段のバッティング練習では打てなくてもいいから指導者は遅い球と打てる球を交互に投げてほしい。
いち、に、さんで打てるのであれば、
- いち、にー、さん
- いち、にーー、さん
- いち、にーーー、さん
- いち、にーーーーーーーの、さん
たくさんのリズムで教えてあげたい。バッティング練習ですごい遅い球を投げて泳がせる事もタイミング取らせる為の練習として大切かなと思っています。
タイミングが取れない子供には普段の練習から緩急を使ったバッティング練習をしてあげて!
強引に泳いだバッティングをさせる事でタイミングを計れる子供にする事ができると思う。
遅い球に振り遅れている子供には強引に泳いだバッティングをさせてしまうのも効果的だと思う。
- 待ってるだけじゃ打てないよ!
- 自分から打ちにいかなきゃ!
- ピッチャーは打ちやすい球は投げないよ!
- もっと積極的に打ってごらん!
これから先子供達のタイミングを外す為に、追い込んでランナーがいなくてもクイックで投げるピッチャーもいるだろう。
子供達が大きくなればなるほど野球のレベルは上がり、えげつない変化球を使いハイレベルなタイミングの外し合いがはじまる。
その前に少年野球の早い段階で、いろいろな球速にタイミングを取って打てる子供に育ってほしいとやすぞうは思っています。
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