【少年野球】バッティングで体が開く子供の原因と効果的な指導方法!

少年野球のバッティングで体が開いてしまう子供 少年野球の練習方法

少年野球のバッティングで体が開いてしまう子供

バッティングで体が開く子供!
開くのには理由がある!

今日は少年野球において体を開いて打ってしまう子供の原因を技術面と心理面の原因を追究し、効果的な指導方法を紹介したい。
体が開くクセのある中学生や高校生にも納得してもらえるような内容だと思う。
体を開いて打つな!と言われてもどうしても開いてしまう子供達。
その原因や心理状況を含めて、我々コーチができる正しい指導方法を考えてみたい。

バッティングで体が開く子供の原因!

早速だけどバッティングで体が開いてしまう子供達の原因を技術面と精神面から見ていきたい。

技術面では「手打ち」の子供が体が開いている!

少年野球で体が開いて打つ子供達は手で打ちに行く子が多い。
バットは手で持っているから手で打ちに行くのは当たり前じゃんと思うかもしれないけど、野球のスイングは下半身が先に動いて手は後から付いてくるもの。

始めてバットを振った時は手だけで振っていたはずだ。手だけでバットを振ると必然的に体が開いてしまうのだ。
広島カープの鈴木誠也選手のバッティングフォームを見てほしい。

広島カープ鈴木誠也選手のバッティングの連続写真

足を上げて出すまでバットの位置が変わらない。
手で打つ子供達は足ではなく手から先に出てしまうから体が開いてしまうのである。

バッティングは手からではなく足から動かす事を子供達に教えてあげたい!

手打ちの子供達にはぜひこの画像を見せてあげてほしい。きっと参考になるはずだと思う。

精神面で体が開く子供の心理状況をまず分析!

素振りでは良いスイングはできているんだけど、実際に打つと体が開いてしまう心理は二つある。

①三振したくない心理から体が開く

それは「三振したくない心理」から体が開くのだ!

野球をしていて三振というのは打席で一番悔しいし何もできなかったという心理が強く働く。
三振したくない!と思いながら打席に立つと自分のスイングよりボールにバットを当てにいってしまう。

ボールにバットを当てに行くと冒頭でも説明した手打ちになり体が開いてしまうのだ。

その為に教えられることは思い切った三振も褒めてあげる事が重要だと思っている。
打席ではいかに自分のスイングをする事が重要かを、思い切った三振を褒めてあげる事で教えてあげる事ができると思っている。

②打ちたい気持ちがめちゃくちゃ強い子供

とにかく打ちたい!レフトオーバーの長打を打ちたい!そんな子供達も体が開く傾向が強い。
遅い球を打ちたい打ちたいという心理で思いっきり引っ張ってファールで追い込まれ、最後速い球が来て振り遅れて三振。
外角のボールを打ちたい打ちたいという心理から、強引に引っ張ってボコッっと内野フライ。

全ては「打ちたいという気持ち」が悪い方向にはたらいている。

そんな子供達への指導方法は、打席で我慢する事を覚えさせてあげたい。

管理人がやっている練習はティーバッティング。

大谷選手のティーバッティング

ティーバッティングでも打ちたい打ちたいの心理の子供は体が開く。

そんな時は「我慢してドン!」という声掛けでボールを上げてあげれば体の開きは大きく改善できる。

そして実際の試合の打席でも我慢して自分のスイングをする事に意識を集中させてあげたい。
打ちたいという強い気持ちで打席に入っている子供に、我慢して強いスイングという声掛け!

打ちたい気持ちが強い子供には本当に効果的だ!

バッティングで体が開いてしまって上手に打てない子供達の原因はそれぞれ違う。

技術面なのか?精神面なのか?指導者はしっかりと見極めてその子供に合った開かないバッティングを教えてあげてほしい。
それでも今後、速い球を待っていて遅い球が来たら、体が開いて三振や凡打になる経験はたくさんするだろう。
しかしこの開かない為の「我慢」を習得している子供達は追い込まれても三振や凡打が減り、追い込まれてからも強烈な打撃を見せてくれるだろう!子供達の一人でも多くをそんな打者に育てたいと思っている。

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