デッドボールって痛いよね…
でも本当に痛いのは?
今日は少年野球におけるデッドボールについて話をしたいと思います。子供達はデッドボールを受けて痛くて泣いてしまう子もいます。そんな子供達に教えてあげたい。実はデッドボールで痛いのは打者ではなく、相手の投手なんだよ!そんな事をお弁当を食べている昼休みにでも説明してあげてほしい。実際に投手をやった事のある子供達はすぐに理解できるだろうけど、投手経験のない子供達にはなかなか理解できないかもしれない。
子供達にはデッドボールで痛いのは「打者」ではなく「投手」という事を早めに子供達には教えてあげたい。
デッドボールを受けてガッツポーズしたプロ野球選手
WBCで村田修一元選手がデッドボールを受けてガッツポーズをしたシーンがあったけど覚えているだろうか?固い硬球が体に当たって痛いはずなのにガッツポーズをしている。打者は痛いけど痛くない。投手は痛くないけど痛い。その典型的な例だと思っている。
少年野球の指導者はそのことを子供達に教えてあげて強い子供に育ててほしい。管理人のチームでもデッドボールを当たって泣いている子供達がたくさんいる。痛いけど痛くない!子供達には難しいかもしれないけど小学生の間に教えてあげたい課題の一つだと思っている。今日のテーマは「痛いけど痛くない」で行きましょう!!
プロ野球珍プレー好プレーでは、デッドボールを受けて打者が怒り狂い大乱闘。当てた投手が悪いという風潮がある。そんな風潮からか日本の野球はデッドボールでは帽子を取って謝る。
アメリカのメジャーリーグでは投手は何食わぬ顔で次の打者に向かう。
これは日本とアメリカの文化の違いもあるけど、アメリカ人の投手はデッドボールで1塁行けるんだからラッキーだろ。俺の方が痛いのになんで謝らなきゃならないんだ!こういう文化で育ってきている。
ちょっと話は脱線したけど、日本人は礼儀正しいからね。デッドボールで謝るのが「礼儀」として存在している。
それはあくまで「礼儀」の話!
「デッドボール当てちゃった…痛かったよね?」なんて投手は一切考えてはいけない。
心の中では「ここでデッドボールは痛い!次の打者抑えなきゃ」そう考えるのが正解だと思う。
打者も痛いけど!痛くない!痛いのを我慢して歯を食いしばって1塁に行く。チームにとってはヒットと同じ役割を果たしたんだからすごい貢献をしたんだぞ!
デッドボールで本当に痛いのは相手の投手!
デッドボールで実際に痛みを感じるのはバッターだけど、心の痛みは投手なのだ!
バッターにデッドボールを与えた投手の心は激しい痛みを受けている。打者は無条件で1塁に進める。
チャンスが作れるんだぞ。一瞬の痛みで無条件でヒットと同じで1塁に進めて、相手投手も動揺する。チームにとってもチャンスなのだ!
デッドボールは痛がらずに我慢してかっこよく1塁に行ってほしいものだ。
管理人が草野球をしている時のデッドボールの面白いエピソード
管理人は草野球をしていたんだけど、結構ガチで西武ドームで決勝戦を戦うような強いチームだった(自慢)
東京ドームで決勝戦をやった事もあったな(自慢)
管理人の草野球でとある大会の準決勝。ガチな草野球となるとマナーの悪いチームもいる。自分はピッチャーをやっていたんだけどイライラするような野次をベンチから言ってくる。
- おちょくったようにピッチ変化球何個あんの~?
- ピッチこのバター怖いねぇ~
- その真っすぐいつまでなげられるかな~?
投げる度にぶん殴りたくなるような野次が飛んでくる。
野次に反応しないで我慢しながら0-0で迎えた3回の攻撃に、管理人のチームのバッターがデッドボールを受けた!
するとそのバッターはバットを地面に叩きつけて1塁に向かった。デッドボールを受けたバッターが管理人の可愛がっていた後輩だったこともあり、ベンチからこう言った。「バット叩きつけてんじゃねぇよ!お前は痛くない!痛いのは相手ピッチャーなんだよ!ケンカしたいんならここから出てけ!」とチームメイトにブチギレたのだ。これは相手チームへのけん制も含めてなんだけどね(笑)
その後の相手チームのベンチはシーンとしていた。ピッチャーである管理人へのイライラする野次も一切無くなった。
気持ちよく投げられたし、チームは5-0で勝利。最高の結果を得る事ができた。
まぁこれはレアな一例として。
少年野球のデッドボールでもエピソードと近い部分はある。
デッドボールで痛くて泣いたら負けだよ!痛くても我慢してかっこよく1塁に向かう事がチームのプラスに働く。
デッドボールで泣いているチームはひ弱なチームだと思われる。
デッドボールで痛くても我慢してかっこよく子供達が1塁に行くチームは相手に無言のプレッシャーを与える。
このチームすごいな!強いな!相手チームはそう思うだろう。
1球のデッドボールで痛いのを我慢してかっこよく1塁に行くだけで流れが変わるかもしれない。
チームに勇気を与える可能性は高いと思っている。
WBCで村田修一元選手がデッドボールを受けてガッツポーズをしたのが良い例だろう。
少年野球のトーナメントの決勝線の終盤。9番バッターが背中に速い球が抜けてデッドボールになった。
明らかに痛そうだけど我慢してかっこよく1塁に向かったとしよう!どっちが勝ちそうなチームかは安易に想像できるはずだ。
子供達には難しい事だと思うけど、デッドボールを受けたら痛いけど我慢してかっこよく1塁に行こう!そう指導していきたい。
※頭部へのデッドボールは危ないからピンチ代走を出してベンチで休ませてあげてね!
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