子供は頭が真っ白のはずだ!
そんな時の効果的な声のかけ方とは?
今日は少年野球における投手がピンチの時に子供達に指導者はどのような声掛けをしたら良いのかをピックアップしたい。
過去にも記事にしたが、「真ん中でいいぞ!」「楽に楽に!」というのは全く効果を発揮しない。
むしろ投手を追い込むマイナス要素が強いと管理人は思っている。
管理人は子供の頃の実体験でピンチにリラックスできた経験がある。その時の経験を活かして子供達に指導している。井口コーチ!30年前にかけてくれた言葉やすぞうは忘れてないよ。生きてるかわからないけど…(たぶん生きてる)本当に感謝していますよ!
管理人が子供時代にリラックスできたコーチからの一言
管理人が小学校6年生の少年野球の大会の時に投手とやっていた管理人。その時に指導者にかけてもらった言葉は今でも忘れない。
緊迫した接戦の中、4回の相手の攻撃でスコアは2-1、2アウト満塁…。ランナーは四球で出していた。もうこれ以上四球は出したくないな…と子供ながらに思っていたのを今でも思い出す。
そんな中でベンチの井口コーチからの一言で心底リラックスして打者を抑える事ができた実体験がある。
その時にかけてもらった言葉が今でも忘れられない。その言葉が、
「やすぞう~!朝投げてたウルトラスーパーなんちゃらボール!あれ投げてみろ!」
ベンチからそう聞こえてきた。朝のキャッチボールでチームメイトとふざけて投げていたボールだ。
井口コーチは見てたんだ。と思わずマウンドで笑みがこぼれ視界がめちゃくちゃ広くなり、無駄な力がスッと抜けたのをすごく覚えている。
管理人がコーチになり子供をリラックスさせた一言
練習試合の一幕で、管理人がコーチとしてピンチの投手に声をかけた中で面白い話がある。
A君!今日一(今日一番)のボール見せてくれ!とベンチからいうと投手のA君は「キョウイチって誰ですか?」と冷静にベンチに聞いてきた。
やすぞうは笑いながらキョウイチは今日一番のボールって意味だよ~!と私は言いベンチはドッと笑いに包まれた。
そして投げているA君も笑いながらリラックスできている様子が見て取れた。
そしてその後のピンチのピッチングは乱れることなく打者を抑える事だできた!
指導者はピンチに子供に追い打ちをかける事だけはしないでほしい!
ピンチで一番困っているのはマウンドにいる子供自身だ。
その子供に対して追い打ちをかけるような声かけは絶対にしないでほしい!
真ん中でいいんだよ!ストライクだけでいいんだよ!という声かけは子供達に追い打ちをかけている。
子供達は真ん中に投げたいし、ストライクを取りたい!そんなわかりきっている声掛けは3流指導者の声掛け。追い打ちをかけて子供達を苦しめているからマイナスしかない。指導者失格か・・。
いかにピンチをピンチと思わせないかが大切だと管理人は思っている。
ベンチの指導者まで頭が真っ白になったらほぼ負ける!ベンチこそ冷静に!子供達の立場に立って声をかけてあげて。
ピンチをピンチと思わせない声掛けが大切!
管理人が小学校時代、ピンチの時に井口コーチからかけられた声掛けは本当に良いと思う。
朝投げてたウルトラスーパーなんちゃらボール!あれ投げてみろ!
朝投げていたボールを投げろと言う意味ではなく、普段の練習のように投げてみろ!という言葉だったのだとつくづく思う。
「普段通り投げろ!」と言われるより子供達にとってみればかなりリラックス効果があるだろう。
ピンチの時の声掛けというのは本当に大切で子供の成長を止めてしまう可能性すらある!
ピンチの時の子供達は大人が思っている以上に頭が真っ白になっている。
その頭が真っ白な状態をいかに平常心に近づけて投げさせてやれるか!それが少年野球指導者の役目だ思っている。
大きく深呼吸させるのも一つだし、あえて関係ない1+1は?と聞くのも効果的。
真っ白な頭の中を別の思考を入れる事で冷静になれるのだ!
これから中学、高校と結果を求められる野球が待っている。少年野球は結果ではなく、ノビノビとやってほしいなぁ。
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