【少年野球】小4の8月に野球を全く知らない子供が入部してから1カ月の指導

少年野球の体験入部 少年野球コーチリアル日記

少年野球をはじめる4年生

小4の野球未経験の子供!
その子供にできる事…

1カ月前に管理人のチームに小学校4年生の少年が入団した。
その子は体験入部の当日に入団し、○○小のRです。と小声で挨拶した。
その時にR君の母親がいたけど、指導者達への挨拶は無かった。そしてR君が入部して1カ月が経過したが、自転車で一人で来て親は一切来ない。別に間違った事ではないんだけど…。ちょっと違うだろ?と思う事もたくさんある1カ月だった。
その一ケ月の指導の内容と、今後の指導方法を報告したいと思う。

キャッチボールもした事のない小4の子供が入部

R君の入部はR君のお父さんが野球をやらせたいと思ったらしく、小学校4年生の8月に体験入部に来てくれました。
当日はお父さんではなくお母さんが付き添いで来てくれました。

R君はキャッチボールもやった事がなければ、野球のやの字も知らない子供だ。
体験入部でできる事はキャッチボール位。ボールを投げて捕ってが楽しい事を子供に伝える。

キャッチボールは全くできなかったけど1日の体験でR君は入部する事になったのだ。

野球を全く知らない小4のR君

アウトもセーフもヒットもファールもわからない小学校4年生。さてどうしたものか…。
ノックを受けていても意味がわからないと小声で言ってくる。

フライを捕ればアウトってわかる?と聞いても声に出さずに首を傾けるだけ。
ヒットとファールはわかる?と聞いてもわからない…。本当に野球のド素人という状態。それはそれでOK!

チームの門を叩いてくれただけどもとても嬉しい事だ!

ここでちょっとした本音を言おう。これが小学校2年生だったら違ってくる。
小学校4年生の夏は、どの地域でもこれからBチームからAチームへと上がる時期。

ある程度野球というものをわかっていてほしいと思うのが管理人の考えだ。
子供達に遅いも早いもないんだけどやっぱり差は出てきてしまう…。

とにかく野球を好きになってもらいたいのと、野球のルールを覚えてもらいたいのもあり小学校3年生の息子が1年生の時に買ったマンガでわかる野球入門の本を貸した。

その時も無言で受け取る小4のR君に、お礼を言いなさい!というのを指導した。

そしてこの本を何回も読んで野球のルールを覚えよう!と言うが小さい声で「はぃ」というだけ…。本当に読むのかなぁ。。

入部して1ヶ月、R君の親はグラウンドに顔を出さない!

野球を全く知らないR君が少年野球チームに入部して親は心配じゃないのか?
朝から夕方まで練習しているんだぞ!ちょっとくらい親御さんが顔見せてくれてもいいんじゃないかい?

うちの息子はどうですか?位聞いてくれても良いと思う。

遠慮しているのであれば遠慮なんかいらない!いつでも見に来てくれっ!って感じだ!

別に親御さんが見に来てくれないのは別に良いけど、野球のやの字もしらない息子がチームに入っているのを気にならないのか?

  • 月額制のスイミングスクールとでも思っているのか?
  • 月額の学習塾と同じと思っているのだろうか?

少年野球の運営というのは月謝は払っているけど、商売ではない。
皆がボランティアで行っている。指導をしていない親御さんに手伝ってもらったり、時には遠征の車出しをお願いする事もあるかもしれない。
皆が助け合ってチームを運営していると思ってほしい。

トイザラスで買ったようなおもちゃグローブで練習…

もう一つ。R君はトイザラスで買ったようなおもちゃグローブで練習している。ビニールのようなグローブでは捕れる球も捕れない。
ネットで調べてみたらトイザラスにR君と同じものが売っていた。

小学4年生のグローブ

少年野球を始めるのにこのグローブはないなぁ。

親御さんに言いたくても来ないからなにも言えない。R君にグローブの話をしてもポカンとしている…。

天然皮革のグローブも、ビニールのグローブも形が同じだから野球を知らない子供には仕方がない事かもしれなけど…。

仕方がないから高学年の子供から使っていない革のグローブをもらって練習する事にした。

そのグローブを手に手ゴロとかで練習するも、「グローブがクサイ」と小声で言ってくる…。
はぁ?と心の中で思いながらも管理人は「臭いは気にしなくていいよ。まずはゴロを捕れるようになろう!」と前向きにな発言!

これが小学校2年生だったらこれでも良いのかもしれない。
小学校4年生でこれからAチームにいく子供というのであればかなり厳しいものがある。

コーチができる事にも限界があるのだ!

野球未経験の小4の子供への今後の指導

10月には6年生が引退して4年生はAチームへと移動する。
R君はキャッチボールも野球のルールもわからないから当面はBチームで練習をしていく方針だ。
しかしこのままでは今の3年生の実力にもいつになったら辿り着くのか?という状況だ。

そして管理人が小4のR君に伝えたのは以下の3つ

  1. 野球がわからなくても大きな声を出そう!
  2. 野球のルールを貸りた本を何回も読んで家でも勉強しよう!
  3. お父さんお母さんに練習を見に来てと言っておいて!

親御さんとコミュニケーションがとれないのであれば、子供に伝えるしかない。

グローブはおもちゃ、バットも持っていないというのは成長へのハードルになってしまう。

グラウンドに顔を出せなくても道具にお金をかける親御さんの方が100倍良いと思う。

今後の指導は引き続き基礎練習をして、本人が野球が好きになって上手くなりたいという気持ち次第だと思う。

その手助けはコーチである管理人は全力で行う。

バットが欲しければ親に買ってほしいと伝えればいい。捕れるグローブが欲しければ親にお願いができる子供になってほしい。
うちの息子は本当に野球が大好きで今使っているグローブをチームへの入部で小学校2年の時に買い与えたが枕元で大事に抱えながら寝ていた。

指導者が先走っても本人が野球を好きにならなければ絶対に上手くはならない。
私達は野球を教える事が仕事ではないしボランティアでチームの活動をサポートしていいる。

その辺はある意味ドライに考えてしまうのは当然の事だ。少年野球だけが全てではないからね。

少年野球チームは利益を得る為ではなくチーム運営の為の月謝制だ。
その辺を親御さんが履き違えると子供は全く成長しない。

野球に全く興味のない子供達を根気強く教えはするけど責任は持てない。
R君が卒団した時に少年野球のコーチの言っていた言葉が何かしら刺されば良いかなと思っています。

例え野球の技術が追い付かなかったとしても子供達は絶対に成長できると思っています!

その為にも親御さん!見に来てくれ!

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