少年野球におけるヒットと四球がチームに与える影響を比較

フォアボールでの出塁 少年野球の管理人の雑談

フォアボールでの出塁

打撃ではヒットも四球も一緒!
守備では四球の方がダメージが大きい!

本日は少年野球における「ヒット」と「四球」がチームに与える影響を説明していく。
少年野球に限らず野球全般に言える事だけど、守っている側での四球には良い事は何一つとして生まれない。
プロ野球でも四球で良い事は何もない。しかし少年野球における四球はもっともっと守備側に悪影響を与える。
プロ野球では四球は悪い流れを呼ぶ事だとわかっていて四球を連発する投手はそもそもプロになっていないし試合開始早々に四球連発がそう起きるものではない。プロ野球で四球連発して試合をぶち壊したらチケット代を返せ!と思うくらい珍しい事なのだ。
しかし少年野球では四球連発は日常茶飯事に起こる事なのだ!初球を打ってヒットで出塁とストレートの四球では守っているチームに与えるダメージが180度違うと思ってもらいたい。

少年野球における初球ヒットと四球の違い

少年野球で守っている時に初球をヒットされて出塁を許すのと、ストレートの四球でランナーを出す。
同じランナーを出すのでもチームに与える影響は格段に違う!

初球ヒットの場合

子供達は試合開始したばかりで全員声が出て、試合に集中している。
試合開始早々は自分の所に打球がくるかもしれないと構えている!そしてその初球を相手が打ってヒット。
その時に守っている子供たちが思うのは、「次は自分の所に打球が来るかもしれない!」そう思う。

そして試合への集中が切れることがない。

次の打者の時も常に打球が来ると考え守ることができる。

ストレートの四球の場合

初球ヒットの場合と同じく子供達は試合開始したばかりで全員声が出て、試合に集中している。
初球ボール、2球目ボール、3球目ボール…。ノースリーになると子供たちは「四球か…」と声を出すことをやめる。

4球目もボールで四球を出した時点で子供たちの集中力は少し低下する。
次のバッターも四球かも?と考えると自分の所に打球が来るという考えが少なくなってしまうのだ。

次の打者が初球を打ってサードフライでも、ストレートの四球の印象が残っているサードの子供は動けずフライが取れない。
初球がヒットの場合だと自分の所に打球が来ると構えているからサードの子供がフライを取ってアウトにできる可能性が高まる。

四球連発となると打った打球がどこにいってもエラーが起きても仕方がない事。

バッティングセンターで10球に1球しかストライクの来ないマシンでその1球を確実に打ち返せる?それと同じ考えだ。
10球に1球しかストライクの来ないバッティングセンターで常に集中しろ!というのは難しい話なのだ。

そもそも子供達の集中力は続かない!

そもそも子供達の集中力というのは大人が思っている以上にすぐ別の方向に向かう。
少年野球で勝つならば四球を出さない投手作りが必要不可欠になってくる。
四球の出さない投手だと常に野手の集中力が維持できて、攻撃へも良い効果が表れる。

どの少年野球チームでも四球は出したくないに決まっている!

それでもどうしたら良いかわからない指導者が多いのだ!
「ストライクを入れろ」と言っても子供たち自身が指導者より何百倍もストライクを入れたいと思っている。

四球で崩壊する少年野球チームは投手の育成方法を根本的に見直してほしい!

集中力を維持するためにストライクの入る投手の育成を!

まずはフォーム固めで必ずストライクが入る投手は作ることができる。
ノーコン投手の育成方法は過去記事でアップしているからぜひ参考にしてほしい。

>過去記事:少年野球「ノーコン投手」の育成方法!練習はシンプル!

そしてストライクが入る投手が一人でも二人でもでてくれば、内野陣は常に集中して守ることができるし、実践での経験は練習でのノックの何倍もの成長効果がある。
ストライクの入る投手が増えれば増えるほど野手は集中して守ることができる。

そして球が速い子供がストライクを取れるようになれば更に上のステージを目指すこともできる。

球が速くてコントロールの良い投手。
贅沢で完璧だけど指導者はそんな投手を育成してほしい。
管理人もそんな投手を育成したいと思っている。特に小学3年生の息子にはストライクの取れる速球投手にするべく日々指導している。

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