少年野球は託児所じゃない!親も責任もてよなぁ!コーチは先生じゃない!

少年野球を託児所ではない 少年野球コーチリアル日記

少年野球チームに子供を預けて、
あとは知らんぷり・・それでいいの?

少年野球のコーチをはじめてから、本当にいろいろな環境の子供達がいる。
パパコーチがいる子やそうでない子。親が頻繁に見に来る子やそうでない子。様々な環境の子供たちが少年野球チームに入部している。
大切な子供をチームに預けているんだから気になるのは当然の話だろう。
しかし中には子供に全く興味がないのか、少年野球チームを託児所のように利用している親御さん達がいるのが非常に残念だ。
変な事は考えたくはないが、子供を少年野球チームに「預ける」事ができれば、土日の朝から夕方まで親御さん達は自由時間になる。

そんな自由時間を得るための託児所として利用しているとは思いたくないけど、一部の子供でそうなってしまっているのが現状なのだ。今回は小学2年生のA君を例に話してみたいと思う。

A君は親が連れてきて突如少年野球チームに入部

例としてあげるなら、A君は小学2年生。

半年前に親御さんがチームに連れてきて入部する事になった。

本人は野球が好きなわけでもなくボールを握った事もない。親が一方的に連れてきて入部という流れになったようだ。

それでも貴重なメンバーだし、野球を好きになってもらえるようにコーチ達は一生懸命やっている。

A君は野球に興味がないのか、毎日つまらなそうに練習をしている。
野球初心者だから教えることもたくさんあるのに、本人が野球に興味がないと、教えるにも教えられない。
指導をしても何も聞いていない事が多く、ボールを投げるのも取るのも上達していない。

練習中に、頭痛い、お腹痛い、足が痛いと毎回のように言ってベンチで休んでいる。

小学2年生で技術的な事ができないのは全く問題ない。好きであれば練習すれば上手くなるのは間違いない。
なんとか野球が好きでうまくなりたい!と思えるように指導はしているが、残念ながらなかなかA君に野球に興味を持ってもらえないでいる。

A君の親が全く少年野球を見にこない。

そんなA君の状況を親に報告したくても親が見にこないから話もできない。。
グラウンドまで車で送迎しにくるんだけど、グラウンドの入口に路駐して子供を降ろし、親御さんはグラウンドに一切顔を見せることなく車で去っていく。コーチ達と顔をあわせる事もない。

帰る時も同じだ。グラウンドの入口で路駐して子供の帰りを待っているだけ。基本的に親が迎えに来るときは、グラウンドのベンチ裏まで来てコーチ達に挨拶して子供を引き取るのだけど・・・。
ん〜。。違うだろ・・・。と思ってしまう。

親御さんも積極的に参加して欲しい!

たまにでもいい!たまに来た時にうちの息子はどうですか?と聞くだけでもいい。
家でできることや性格の事も話せると思う。しかし親御さんが来ないとそんな話もできないのだ。

親御さんが息子の少年野球に興味がないのであれば息子も野球に興味がわくわけがないと思う。

少年野球のコーチは学校の先生ではない

少年野球のコーチは学校の先生ではない

A君は貴重なメンバーではあるけど、コーチとしてはとても困った問題である。
野球やチームプレーの大切さ、人間形成を教えていくのも少年野球のコーチとして大切な事だけど、

学校の先生ではない

子供が興味のない野球を嫌々やっているのであれば子供がかわいそうだ。

何かのきっかけで野球を好きになるのを待つしかないのか?どのチームでもある問題だが難しい所だ。

そしてA君の親御さんは親御さんは託児所として息子を預けているだけのように思えてならない。

最低限親御さんにも子供の為に協力してもらいたい所だ。
土日の両方、ほぼ丸一日野球の練習をしているんだから、子供がどういう練習をしているのか?楽しめているのか?うまくなっているのか?親がしっかりと把握してもらうしかないと思っているんだけどね…。

これは少年野球のコーチとして無責任という問題ではない。メンバーの家庭の事情までは入っていけない。
このように問題のある子供を指導していく事がコーチングなのだろうか?とあらためて少年野球のコーチは大変だなとも思う。

野球が大好きな息子で放っておいても好きな野球を一生懸命やっている子供なら見に来なくても子供は育っていくと思う。
A君はまだ小学2年生。野球にも興味がなく親も無関心では話にならないと思うのが管理人の意見だ。

少年野球のコーチはボランティアでやっているし、託児所扱いしている親御さんは正直何を思っているのだろう?と考えてしまう。

家庭事情まで口を挟むつもりはないが学童野球において最低限親の協力も必要だと思っている。

特に入ったばかりの子供で野球に興味がないのであれば尚更親の力が必要不可欠になってくると思う。

これから少年野球チームに入部させようと思っている人はちゃんと子供と向き合ってほしい。
この記事を読んでくれている人は、熱心な親御さんに違いないと思うから心配はいらないかな(笑)

コメント

  1. 愚痴になっちゃいまし より:

    少年野球あるあるですね。
    自分は野球未経験ですが、子供がお世話になったチームに残りコーチをしています。

    今、チームに習い事できてるのかなっていう三年生がいます。
    親は飲食店経営のため、送り迎えしか来ません。
    お家の事情はわかるので、それに対してとやかく言うつもりはないのですが、守備でボーッとしている姿勢や、バッテイングでボールに当たればOKみたいな練習への取り組みに方へ指導すると『はい』と言うのですが何度も同じことを言わせることになります。色々、表現を変えて話しをしても結局は直らないので、親はどういうつもりで入団させたのだろうって、託児所じゃないのにって思ってしまいます。
    こんなことを考えてはいけないなと思うのですが、入団する以上、親子さんも子供の現状と最後まで続けさせることを本気で考えているのか見てほしいと思います。
    チームとして強制ではないのですが、書ける子供には野球ノートを出してもらっています。
    その子の野球ノートを見る機会があり拝見すると親のコメントが書いてあり内容的には、『野球に対してとても夢中になる子供を見ることが出来て、とても感謝しています』でした。
    他のコーチも強い口調で指導することもあります。
    普段、注意されている現状を親が見ていないから、子供は家で楽しかったことだけを話しているのかなって思ってしまい悲しくなりました。

    • ybaseball より:

      コメントありがとうございます。
      小3はうちの息子と同じ年です。そして息子さんが卒団しているのにコーチしているって頭が下がります…。
      野球ノート素晴らしいですね!しかし親のコメントがありきたりというか…書いておけばいいか…みたいなのが悲しいですね。
      子供の事を放っておいて心配じゃないのかな?と言ってもホント人それぞれなんですかね。悲しいです。

      私なりに行きついた現状の結論なのですが、変わらなくても「子供達に」指導し続けるしかないのかなと思っています。
      こればっかりは参っちゃいますが続ける事しかないのかなぁ。

      ボランティアとしてコーチをしていて、いつか何年後かにその子が何かしらで成功しているという情報が入って来たら「あの時の指導が少しは影響しているかな?」と軽い自己満足に浸る。
      小学校の間に何度同じことを言っても変わらなかった子供が、中学校で自分で考える事ができてはじめて「コーチの言っている意味がわかった!」と目覚める時が来るかもしれない。
      卒団後の見えない成長を見て指導していく。
      それでもいいんじゃないでしょうか?全ての子供を完璧にする事なんてできないし、精神の成長、身体の成長の遅い子供もたくさんいますし。

      お子さんのいない指導者の方は私より思いっきりボランティアですし、ちょっとした成功を楽しみに…。
      そして諦めずに言い続ける事で子供達が変われる日がくるかもしれない。諦めたらそこで試合終了だと自分に言い聞かせています。

      一ヶ月前に当チームに小学校4年生でキャッチボールもした事のない、アウトもヒットもわからない子供が入部しました。
      親が最初だけ来て後は放置ってそりゃないでしょ?グローブもトイザラスで勝ったのかよっ!っての使ってるし…。
      近々記事であげるので見て下さい(笑)

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