キャッチボールで取れない
理由は怖いから！
野球初心者の子供は投げる事はできても、ボールを取る事がなかなかできない。
その理由は簡単だ！子供目線に立ってみれば簡単な事で「怖いから」ボールが取れない事が多い。
投げる事に関しては恐怖心を抱くことはないけど、飛んでくるボールをキャッチするのには恐怖心がでてしまう。
それは当たり前の事だし、「怖がるな！」と言っても恐怖心を拭い去る事はできない。
野球をはじめたばかりの子供達はこれからの野球歴の中で何度も何度も痛い思いをするだろう。
軟式ボールといえども顔面に当たると相当痛い！子供達も怖くて当然だと思っている。
ではどのように恐怖心を取り除いてやればよいのか？
軟式ボールで「怖がるな！」と言っても当たると痛い。
コーチがいくら怖がるなと言っても怖いという気持ちを消し去るのは子供達本人であり、コーチは決められない。
コーチができることはその恐怖心を消せるようサポートする事だと思う。
怖がるな！と言って子供たちが軟式ボールを怖がらなくなるのであれば簡単だ！
それができないから苦労するのである。
そんな時は遠回りのように感じるかもしれないけど、テニスボールや柔らかいボールでの練習が効果的だ。
テニスボールは体に当たっても痛くないし、さらに柔らかいボールなら顔面に当たっても子供でも笑っていられる位だ！
怖い気持ちを取り除いた中で、ボールの取り方を教えてあげるのが正しい手順だと思う。
テニスボールで恐怖心を無くしたら次は軟式ボールでのキャッチボールだ。
テニスボールでは顔の前でボールが取れるのに、軟式ボールになると体をよけながらの捕球になってしまう。
これはボールがあたるのが怖いから！
テニスボールならうまくいくなら軟式ボールでも大丈夫！という子供達への動機付けにもなる。
ボールへの恐怖心が抜けない子供達へは遠回りのように見えても、テニスボールや柔らかいボールでの練習も非常に効果的になってきます。
指導者にとっては「テニスボールならできる」そういう指導ができるようになるから子供達へも伝えやすいと思います。
ボールを怖がっている子供達への練習方法として是非活用してみて下さい！