「少年野球」子供と親の温度差について思う事。

少年野球における親と子供との温度差 少年野球の管理人の雑談

子供が野球が好きなのか?
親が野球が好きだから?

少年野球のコーチをしているといろいろな子供がいるしいろいろな親がいる。
本日は少年野球をしている親と子供の温度差について説明したいと思う。
そして4つのパターンに分類できるからその温度差について説明していく。
だんだんとディープな事を書いていくがショックを受けないでほしい…。

①子供も親も野球が大好き!

これは野球をやらせる環境としては一番良い環境だ。
親が野球が大好きで、それにつられて子供も野球を好きになったパターンが多いだろう。

子供は小さいころからボールを使った野球が大好き。
このような子は少年野球に入る前から野球が好きな事が多い。

親も野球が好きだからスムーズにチームに入っていくだろう。
そし「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものだ。

少年野球の子供が野球が好き!というのはこれ以上ない能力だと思う!放っておいてもある程度の実力をつけていく子供たちが多い。

雨が降って中止になるのを喜んでいる子供は野球をそこまで好きじゃないのかもしれない…。

②子供は野球が好きだが親は好きじゃない…

少年野球チームに入ってくる子供の中に、親が野球が好きじゃないのに子供が野球が大好き!
なんて子供も多く存在している。

子供は親の知っている事だけではなく小さいながらに自分の人生を歩んでいるんだと実感するだろう。
親の興味のない野球に何で興味を持ったのか?

何気なく見た「大谷選手の特集」がかっこよかった!
たまたまボールを投げたら速く投げられた。遊びで野球をやったら友達に褒められた。子供が野球を好きになる理由は様々!

そしてこのような子供も放っておいても自ら練習するし上手になる子供が非常に多いのだ!

さてさて、今までは放っておいても野球が上手くなる子供達を説明したが、次からはちょっと暗い話になっていく。
でも改善方法はあるから参考にしてみてほしい!

③子供は野球が好きじゃない…親は野球が好き

このパターンはちょっと厄介で野球が上手くなるのに時間がかかる傾向が強い。

親が子供を少年野球チームに入れたい!と思いキャッチボールも出来ない中で入部させるケースだ。
無理やり入部させるわけではないが、野球に全く興味のない子供が野球チームに入りプレーするのは本当に難しい事だ。

サッカーも奥は深いけど、蹴るという動作は簡単に入れて素人でも入りやすいスポーツだ。

しかし野球の「投げる」「打つ」という動作はボールを蹴るよりも慣れるまでにかなりの時間がかかる。

野球が好きな子供であれば、打ちたい!投げたい!ボールを捕りたい!と練習もするだろうが、興味のない子供は特殊な動きができないからすごく時間がかかってしまう。

野球が好きな親からすると「なんでこんな事もできないのか?」「ちゃんと集中してやれ!」と怒ってしまい逆効果になっていく。

そもそも大人でも、好きじゃないけど上手くなろう!と一生懸命がんばれるか。

好きでもない職場のフットサルサークルに入って上手くなろうと思うか?きっと嫌々参加する事になるだろう。
それと同じだと思ってほしい。

一つ安心してほしいのは子供はとんでもない勢いで成長する。周りの仲間に影響されてスイッチが入って急激に上手くなったりする。すると、好きじゃなかった野球が好きになる子供たちも大勢いる。
親が野球が好きだったら子供もいずれ野球が好きになる可能性が高いと言える。

子供に野球を好きにさせようという努力は必要だけど、押し売りは逆効果だから自然と「野球を好きになってもらえる」努力をするべきだろう。親が野球を好きなら子供にも野球を好きなってもらいたいという願望があるのは普通なこと。

であれば野球を好きになれ!ではなく「野球を好きになってもらう努力」を親がするというのが正しいだろう。

④子供も親も野球が好きじゃない…

では最後に一番難しいパターンを紹介する。
ちなみに、友達に誘われてチームに入ったというのであれば②の「子供は野球が好きだが親は好きじゃない」に該当するから安心してほしい。

土日も忙しいから野球チームにでも入れとくかって親

スイミングスクールに入れるかのように少年野球チームに子供を入れる親がたまにいる。
子供は野球に興味もないし、ボールも触った事が無い。親は送り迎えだけして後は放置。

これじゃ上手くなるわけがないでしょ!

練習に来ても「お腹痛い」「頭痛い」といってベンチで休んでいる。
これじゃうまくなるわけがないでしょう。
野球が好きじゃなくつまらなければ、別に野球じゃなくてもいいんだよ?とその子供に伝えてあげたい。
しかしそんな事は伝えられないから、

以前少年野球チームは託児所じゃない!って記事を書いたがまさにそれ。

飲み屋で親が誘われてチームに入るというのもあまり良くないパターンだ。
飲み屋のオーナーがチームの監督をしていて、常連客に「息子がいるならチームに入れろ」と誘い子供が入団。

常連客はチームに顔を出さず、子供も別に野球を好きなわけじゃない!
そして無責任にチームに入れた監督は、主力選手の指導で常連客の息子には見向きもしない。

大変なのは他のコーチ陣。
貴重なチームメンバーではあるけど本当に大変な思いをしてコーチは面倒を見ている。

もし常連客の息子が野球を好きになったのであれば、大変な思いをして子供と向き合ったコーチ陣に感謝するべきだろう。
ボランティアで報酬ももらわずに子供達の為に頑張っている。

地道に頑張っているコーチがいるという事もわかってほしい。

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