フライボール革命の子供達への影響
将来少なからずあるだろう!
今日はメジャーリーグでトレンドとなっているフライボール革命。遅かれ早かれ日本にも「フライボール革命」がやってくるだろう。今までも投手分業制や動くボール(ツーシーム)などはアメリカで先にトレンドとなり1年、2年後に日本にやってくる。プロ野球のルールもメジャーリーグで先に変更がされ、日本には1年後にやってくるという流れが決まっている。
おそらくフライボール革命も今後さらに日本に浸透していく気がしている。
そもそもフライボール革命ってなに?
フライボール革命とは名前の通り「打球に角度をつけて打ち上げることを推奨する打撃理論」の事を言う。
スタットキャスト(トラックマン)といった、打球の回転数などをデータ化できるIT技術が導入されてより打球を数値化する事ができるようになった。
そのデータによると打球のスピードは時速158キロ以上で、26~30度の角度で飛び出した打球が一番ヒットになりやすいという結論に至ったようです。
そのデータがフライボール革命へと繋がっていると言われています。
更にはデータに基づいた選手毎の極端な内野守備への対策の一つともいわれています。
王貞治シフトや松井秀喜シフト、筒香シフトがよりデータ化されて各選手ごとに組まれているような感じ。
であればゴロを打つよりフライをあげた方が良いだろう!というのがフライボール革命の始まりです。
イチロー選手は「フライボール革命」に苦しんだ
先日感動の引退をしたイチロー選手。フライボール革命がトレンドの今のメジャーリーグではあまり必要とされる選手ではなくなっていたのかもしれない。
小技で内野の間を抜くヒットを打つより、すくいあげてフライを打てるパワーヒッターが高額年俸を受け取れるようになっていった。
イチロー選手はメジャーのトレンドとは真逆を行っているとネット記事にも書いてありました。
長打力のある派手な選手が評価され、技で勝負するベテランの需要が無くなっていったのもフライボール革命の影響だと思う。
日本プロ野球における「フライボール革命」の影響は?
日本のプロ野球でも若くて長打力のある選手が重宝されるのがしばらく続くと思う。
スタットキャスト(トラックマン)によるデータ分析が進み、各選手の打球方向が明確化されて極端な守備シフトが増えると思う。
短打を打つ選手への魅力がトレンド(流行)によって薄れてくると予想しています。
- 長打が多くなるって事は3冠王も出てくると思う。
- 奪三振数の記録は間違いなく更新する
- 凡打や三振も多くなって1994年の槙原さん以来の完全試合も出ると思う
- HR60本以上も出てくると思う。
- 足は無くても長打が打てる選手が重宝される。
イチロー選手のような長打は無くても足を活かして守備でも魅了する。そんな選手が減ってくる危険性を感じています。
個人的にはイチロー選手のような選手が好きだからイチロー選手のような選手が今後も出てきてほしい。
でもフライボール革命が日本にも浸透すると、中途半端なホームランバッターが量産されてイチローのような選手は現れない事が危惧される。
それでも良いと思う人もいるかもしれない…こればっかりは価値観の問題だからいろいろな考えがあると思う。
少年野球の子供達へ「フライボール革命」の影響はあるのか?
少年野球への影響も少なからず出てくると思う。
トレンド(流行)というのは大人たちも敏感に感じ取って流されてしまうのは仕方がない事。
フライボール革命が日本にも浸透すると、チームの為に内野の間を抜いて守備がうまい子供より、一発長打を打てる子供が起用されるケースが増える。
少年野球にスタットキャスト(トラックマン)によるデータ分析なんて導入していないけど、フライボール革命が正しい!と大人は錯覚してしまうのだ。
トレンド(流行)がそうさせてしまうのだ!
個人的には日本は日本の野球を目指してほしいし、状況に応じた守備の選手、俊足好打の頭の良い選手がいてほしい。
メジャーリーガーにはパワーでは勝てない。スモールベースボールと言われる野球でWBC世界一をとったわけだし、アメリカの野球に右に倣えでなくて良いんじゃないかな…と思うのが管理人の感想だ。
アメリカでやっているのは全て正しいという風潮に異を唱えたい
今の日本人はアメリカの流行に流される傾向が強い(昔からだけど)
- 全米が泣いた!
- ハリウッドセレブご用達の〇〇
- アメリカ発祥のダイエットサプリ
全米が泣いたからって日本人も泣くとは限らない!
ハリウッドセレブご用達?だから買うのか?
アメリカ発祥のダイエットサプリ?アメリカは日本の何倍もの肥満体国だぜ?そんなアメリカのダイエットグッズで痩せれるわけないじゃん…と思っても「アメリカ」というワードに騙されて買ってしまう。日本発祥のダイエットサプリの方が売れると思うのに「アメリカ発祥」という言葉に騙されてしまう。
野球でも同じ「アメリカで流行」という言葉の影響力が入っているフライボール革命。アメリカで流行している!という理由から日本でも取り入れてしまうのだ。
データ分析をしてフライボール革命を日本に浸透するのはメリットもあるかもしれない。
ただアメリカ人と日本人はそもそもの体格も骨格も筋力も違う。
メジャーリーグのフライボール革命ではなく日本ならではの野球文化があってもよいのではないのかなと思う管理人であった。
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